机を並べ、お弁当を食べながら、



結菜も麻紀も心配そうに、あたしを見ていた。



自分の中の不満や不安、葛藤を全部吐き出して、



友達に相談すれば楽にはなるのだろうけど、



『月美、何かあるなら言ってね…頼りにならないかもしれないけど、話してほしいよ…』



これはあたし自身が決めたことなのだから、



……もう引き返せない。



引き返すつもりもないんだ。



『ん?大丈夫だよ…本当に…寝不足なの…』



でも、こうして心配してくれる友達がいると思うと、



高校生活ってのも悪くはないなって思えるよ。