『なぁ…月美っ?』



キスとキスの合間に、空人があたしに問い掛けるように、ささやいた。



あたしは高まった意識を、まだ少し残る理性で抑えながら、空人を見た。



『俺、ずっと思ってたんだけど………月美さぁ…………』



『……ん?何?』



『俺とさ…………結婚……しないか??』



いつになく真剣な表情の空人にギュっと抱きしめられたあたし。



えっと………今、空人…………何て言った?



オレト……ケッコン…シナイカ………



俺と………結婚?!



『け、けっ…結婚??』



あたしは空人の腕の中で思わず大きな声で叫んだ。