(ツーーーッ)


俺の頬に一粒の涙が伝う。



「小枝?どした?!」


「え!?あ、なんだろう・・・アハハ」


「小枝・・・。」


遼が抱きしめてくれた。



きつく、きつく。



遼・・・。


俺・・・


苦しくて・・・切ない。


遼がずっとずっと大好きだった。


奈々ちゃんと、遼が出会う前から。


でもあなたにはもう奈々ちゃんがいる。


だから思いっきり突き放して。



俺が遼を大嫌いになれるように。


このままじゃ・・・


ダメなの位・・・


遼が1番分かってるでしょ・・?


俺を・・・


初恋の人にしてくれるだけでいいの・・・



遼ぉ~!!!!!!


もう・・・十分だよ・・・。