「どこに居るんだ?」

「ア、アレじゃね?」


暗い小さなステージの前でワキャワキャしてる集団がいた。


間違いねぇよ;;;w


麻美が遼にメールした。

『着いたよ、車の横に居る。』



「はぁ~?くるまぁ~?居ねぇじゃん」

遼が大声を出す。



遼にイラつきながら待ってたら


後ろから女の声が聞こえた。


「もぉ~どこぉ~?」

「あ、あれじゃな~い?」


遼が呼んだんだ。


麻美はまた遼にメールした。


「帰る。」


「はぁ~?意味ワカンね~」


何で遼は女子が居るからってかっこつけるの?


4人で来た道を戻った。


遼は自分勝手過ぎるよ



俺たちはこんな思いをしにきたんじゃない。


みんなとの祭りを中断してまで来たのに。


弘毅と約束してたのに。


夜店は今までの中で過去最悪なものになった。