「――…い…め!!…裕芽!!」

「んー…??」

鶏冠頭の声で目が覚めた

よく寝たな~

「ふぁ~…」

欠伸で視界がボヤける

てか、まだ眠い…

「もう昼やぞ」

そんなに時間経ってないと思ってた

「うん…」

持ってきたお弁当を食べ始める

「あ、なぁなぁ」

「何や??」

「うちのクラスに転校生来たん知っとる??
その子メッチャ美人やねん」

「みたいやな
みんな騒いでたし」

興味無さげって表情

ちょっと安心した

もしかすると鶏冠頭がその子のこと好きになるんちゃうか、って実は焦ってた