「でも――…」

“でも”…何??

「…お前は響を好きやろ??」

「……うん…」

やっぱり、優は気づいてた…

あの日、バイトの帰り道、優が響とうちの関係を聞いてきたとき、バレとると確信した

優があんなこと聞くなんて、らしくないから

「だから、俺は応援する

今はまだ心から応援出来てるかどうかって聞かれたら無理や…

けど、いつか絶対、心から応援するから

こんな弱い俺でごめんな」

そう言って、悲しそうに優は微笑んだ