神前の仲間の男達は一斉に
朱鷺に銃口が向ける。

朱鷺の後ろに位置する
入江組も、神前組に
銃口を向ける。

緊迫する時・・・

「トキ、辞めろ
 お前の気持ちは分かる
 
 だけど、お前には
 もう勝ち目は無い」

そこら中に、倒れているのは
自分の仲間達。

傷一つ無い、神前組の組員。

大声で笑うしかない、朱鷺。

「ほんま、俺はアホやわ
 昔っからそうや
 関西にも関東にも
 相手にされへん
 
 どこにも俺の居場所は無い
 
 バカな奴」

銃口を自分に向ける、朱鷺。

「親父、止めてください」

「親父」

倒れながら、朱鷺を慕う
仲間の声・・・