こいつ等が、神前と同等の
力を持つ男達。

本来なら、組の1つや2つ
簡単に持つ事のできる男達

「どうや、勝てそうな気が
 せえへんやろう?」

そいつ等の前に立ち
気分よく話す、朱鷺に
浬は言う。

「トキ、お前、そこで
 何、偉そうに話してる
 
 そいつ等は
 お前の仲間じゃねえだろう?

 お前の仲間はそこら中に
 倒れる奴ら
 勘違いすんなよ」

朱鷺は、笑う。

「勘違い・・・はは
 そんなん、してへんわ
 
 契りを交わした以上
 こいつらは俺の手下も
 同じや・・・」

クスクスと笑う声が聞こえる。

振り返る、朱鷺。

「誰がお前の手下やねん
 笑わせんなや」