僕は階段を駆け降りた。ここからが本当の冒険だ。
奏、一人でなんて言ったけど、真鈴なら連れてっていいだろう? まるで僕たちの子供みたいなんだぜ。子供扱いしたら怒るんだろうけどさ。



この広い世界の中、どこから君を探せばいいのか全く判らなかった。だけど、不思議と不安はなかった。
何故なら。
必ずどこかに君はいるから。
この同じ、空の下で。