「本当はね、私だってここまではしたくなかったのよ。でも仕方ないじゃない。最初に保健室で出会った時……あぁ、ちなみにあなたの能力が目覚めようとし出したのはあの時よ。能力者は誰しも、その能力が目覚める前に意識を失うことがあるの。人体の映像を見て貧血になったなんて、もちろん嘘。そしてあなたが意識を取り戻した時、私はあなたに近付くため保健室にいた」
ちょっと待て。それが本当なら、保健室で目覚めた瞬間から僕は貴田先生に狙われていたのか!? つまり……貴田先生は先生では……ない?
ちょっと待て。それが本当なら、保健室で目覚めた瞬間から僕は貴田先生に狙われていたのか!? つまり……貴田先生は先生では……ない?