「は?何してんの!?」
かなりビックリしている悠磨くん。
だろうね、、
いきなり視界に濡れた女が
入ってくるんだもんね。
そりゃあアタシだって驚く。
「何、濡れてんの…」
悠磨くんはスクールバックから
タオルを取り出してアタシの
髪や顔を軽く拭いてくれる。
ぁ、悠磨くんの
イイ匂いがする…
「で、何の用?」
「あ!!生徒手帳、
結局渡してなくて…はい」
ポケットから悠磨くんの
生徒手帳を出して渡す。
悠磨くんは無言でそれを受け取り…
「中、見たよね?」
「…うん」
「写真恥ずかしいから見ないでよ…」
少し拗ねたような上目遣い。