「お待たせ致しました」


しばらくしてアップルティーの
匂いがアタシを包んだ。



ウエイターに会釈をしようと
顔を上げるとあのお兄さんでは無く
なんとも、綺麗に整った顔の…
男の人が顔色一つ変えずに立っていた。



女の子は放っておかない顔だ。





「あ…ありがう」


綺麗な顔のイケメンに
お礼を言うとやはり顔色は
変わる事なく伝票をテーブルに置いた。



「ごゆっくり」