ヤバ…
直視出来ない…
「ぁ、アタシもお風呂…キャアッ!!!」
ドサッ。
脱衣場に行こうとした
アタシの腕を悠磨くんは
掴みそのまま床に
押し倒された。
「ゆう…ま、くん?」
アタシの上に馬乗りになる悠磨くん。
「…アンタ馬鹿?」
「ぇ?」
「全然、得体も知れない男を
部屋にあげるなんてヤッて下さい
って言ってるようなもんでしょ」
「アタシ、別に…そんなつもりじゃ…」
「ふーん…」
悠磨くんの息がかかるくらいに
アタシ達の顔が近付いた。
悠磨くんの髪から滴がアタシの
頬にポツポツと落ちる。
「や、近いよぉ…」
どうしてイイか分からなくて…
こんなに近いのに悠磨くんの顔も
まともに見れなくて…
悠磨くんは年下で高校生なのに
アタシの方が年上なのに…
立場はまるで逆で…