野菜を煮ている時に悠磨くんを
チラッと見ると眠っていた。


寝室から毛布を持ってきて
悠磨くんにかけてあげて
寝顔を見るとこれまた綺麗で
うっとりしてしまう程…


「学校とバイトで疲れてるのかな…」



悠磨くんのサラサラで
暗い茶色の髪を触った。




寝顔は幼くて高校生って感じがする。




ゆっくり休んでてね…



心の中で呟いて
再びキッチンに行った。



静かな部屋には
鍋を火にかける音と
雨音しか聞こえない。




悠磨くんがまさかアタシの家に
いるなんて思っても無かった…


ちょっとドキドキするよなぁ。