乾燥は済んでいて簡単に畳んで
ビニールバッグに入れた。
帰りにスーパーで
夕食の材料を買って帰ろう。
家に近いスーパーに寄った。
ん~、何作ろう。
ヨシッ!!
シチューにしよう♪
シチューの材料をカゴに入れて
レジへ行こうとしていた時、
「悠磨くん?」
悠磨くんらしき人が歩いていた。
その人は振り返ってアタシを見た。
やっぱり悠磨くんだ…
「家、ここら辺なの?」
「さぁ」
何で、とぼけんの!!
「何か買い物?」
「晩飯だけど…」
でも悠磨くんは
手には学生カバンしか持っていない。
「悠磨くん一人暮らしなの?」
だって高校生が晩ご飯を
買いに来るなんてそれしかないよね…
「そーだけど」
「ぁ、じゃあ夕飯
一緒にしよーよ♪
アタシ作るから!!ね?」
「…分かった」
良かった。
断られるかと思ったもん!
アタシと悠磨くんは
一緒にレジへ向かった―