それから早織としばらく
他愛も無い話をしていると…



「お待たせしました
アイスコーヒーと
オレンジジュースになります」


ッ!!!


この声に敏感に反応した。




ウェイターの顔を見ると
やっぱり清水くんで…



「……」

ポカーンとしちゃってるアタシ。




「…また来たの?高校生」

口を開いて無心で見つめるアタシに
清水くんは溜め息混じりに呟いた。



「な!!…だからアタシは大学生!!!」

ハッと気を取り直して言った。




「…ふーん」


興味無さそうに清水くんは
仕事に戻ってしまった。