「はいはい!!わかったよ」






そうてきとうに答えるとちょうどあいつのケータイが光った






すぐに開いて確認するあいつ





「つうか、さっきから誰とメールしてるわけ??」







さりげなく聞くとあいつは恥ずかしそうに笑う




そんな表情に胸がギュっと苦しくなる






「柚子葉の大好きな人!!昨日あんたと言い合いになった後思い切って連絡先聞いちゃったの!!ま、あんたの後押しがなかったら聞いてなかったかも!!これでちゃんと両思いになったら約束は守ってもらうんだから!!家で土下座の練習でもしておきなさい!!」





冗談交じりで話すあいつ
俺はわざと鼻で笑って見せた





「ずいぶん自信過剰だな??そんなに付き合える自信あるわけ??」






「自信は…ないけど。。でも諦めない!!先輩もすっごく優しいし、先輩からも連絡先聞こうと思ってたんだって言ってくれたもん!!」






顔を赤くして俯くあいつ






「あっそ。」





俺はあいつに背を向け、授業中ずっと寝ていた