「で、奏！！最近柚子葉ちゃんとはどうなんだよ？？」
休み時間大和が俺の顔を覗き込みながら聞いてくる
俺は目を反らす
「どうもこうも、別にそんなに興味ねえし。もうどうでもいいわ」
そんな俺の様子を見て大和はため息をつく
「まったく困ったもんだな…お前の意地っ張りは。お前が本気になってちょっと優しくすればいちころだと思うんだけどな？？」
授業が終わった後、すぐにケータイを取り出しメールをうつあいつを思い出した
『先輩から？？』
『うん！！昨日からずっとメールしてるんだ』
その時のあいつのはにかんだ笑顔が忘れられない
あーーーーどうでもいい！！
「奏！！男ならちょっとは頑張ってみろよ！！初めて好きのなった女なんだろ？？」
そんな大和の言葉に笑ってしまう
「ぶっちゃけまだ好きとかよく分かんねえんだよ。」
「まだそんなこと言ってんのかよ？？奏、俺から女子が男に惚れるポイントを教えてやろうじゃないか」
「いや、遠慮しとく」
