「ぇえっ?!」


目を見開いて
顔を赤くして
そんな驚いた声をあげるってことは……案の定と言うか、なんと言うか。


「やっぱりねっ!あっ、前から言ってた人、香織ちゃんだったんだ?」


ちらっと香織に目を向けると、花音たちを不思議そうに見ていた。


「うん、まぁ……秘密だかんな?」


いつもは大人ないっちゃんが耳まで真っ赤になってて、すごくおもしろい。

なんて言ったら、怒られちゃうから言わないけどね。





また少し話して、飲み物をすすめたけど
用事があると言って、香織は帰っていった。

それから何人かお客さんの接客をしてたら、あっという間にバイトの終了時間になっていた。