―ちりんちりん……
店のドアが開く音がした。
はっと我に返って、顔をあげる。
はじめてのお客さんだっ!
「いらっしゃいませ!」
自分にできるとびっきりの笑顔でお出迎えすると、入ってきたその人物は予想外の人だった。
「あっ、香織じゃん。いらっしゃい」
「おはよう、一誠くん。これ届けにきたの」
胸の辺りまで伸びたきれいな黒髪をなびかせながら、
柔らかな笑みで一誠にはなしかけたその女の人の腕にぎゅっと抱きついて
「おはよ~、香織ちゃん!」
「あら、花音じゃない」
いつものように優しい笑顔をふりまくこの人は香織ちゃん。
香織ちゃんは私のお隣さんで、小さい頃からよくお世話になってる。
「花音、バイトはじめたの?」
「うんっ、今日から♪てか、入って来た時気づかなかったの?」
ぷぅ、と頬を膨らませて言うと、香織は焦って
「いや、違うのっ!かわいい店員さんが入ったなぁ~とは思ったんだけど……今日コンタクトつけてくるの忘れちゃって。だからっ」
「わかってる。それに怒ってないからっ!」
店のドアが開く音がした。
はっと我に返って、顔をあげる。
はじめてのお客さんだっ!
「いらっしゃいませ!」
自分にできるとびっきりの笑顔でお出迎えすると、入ってきたその人物は予想外の人だった。
「あっ、香織じゃん。いらっしゃい」
「おはよう、一誠くん。これ届けにきたの」
胸の辺りまで伸びたきれいな黒髪をなびかせながら、
柔らかな笑みで一誠にはなしかけたその女の人の腕にぎゅっと抱きついて
「おはよ~、香織ちゃん!」
「あら、花音じゃない」
いつものように優しい笑顔をふりまくこの人は香織ちゃん。
香織ちゃんは私のお隣さんで、小さい頃からよくお世話になってる。
「花音、バイトはじめたの?」
「うんっ、今日から♪てか、入って来た時気づかなかったの?」
ぷぅ、と頬を膨らませて言うと、香織は焦って
「いや、違うのっ!かわいい店員さんが入ったなぁ~とは思ったんだけど……今日コンタクトつけてくるの忘れちゃって。だからっ」
「わかってる。それに怒ってないからっ!」