「…はぁ」



「にちかお嬢様!」



「は!はいっ!!」



ベッドに横たわって…ため息ばっかついてると…突然名前を呼ばれた。



「失礼します。」



「荻島さん…」



「…にちかお嬢様。本日はお疲れになられたでしょう?」



「あの…」



「はい?」



「敬語やめて下さい。普通に話して欲しいです…」



自分よりも年上の方に敬語で話されるのは気持ち悪い…それに……距離を感じるから嫌だ。



「それは…」



「お願いします。」



「わかった。」



「ありがとうございます!」



荻島さんはそう言うとベッドに腰掛けた。