「ダメっ!!これ以上パパとママに迷惑かけれない!」



「にちか!」



気づいたら、私は東郷社長の手を掴んでいた…。



「私は馬鹿だから…学費もかかわるし……家族に迷惑ばっかかけてて…そのうえ…こんな事故まで起こして……これ以上……したら…いらないって…言われちゃうよ……っ……」



「にちか…」



「大丈夫だ。安心して待ってろ。」



と、東郷社長は優しく言った…この人……すごく優しい声してる。



「…今日はこのあと仕事に行く。だから明日、家に行く。」



「……仕事。」



ってーっ!!