「おい、そんなのって…いくらかわかってんのか?」
「……知らないです。バイクとか興味ないんで。」
「いっくん!そんな言い方…」
「このガキが…これはオーダーメードで作ったから……くそっ…親いねぇのか?」
オーダーメードって…
すっごく高いよね…どうしよ…
「今、両親は都合がつかないので、俺が来ました。」
「……ちっ」
お兄さんは舌打ちして…黙ってしまった。
どうしよう。私が悪いのに…私のせいなのに…
「べっ…弁償しますっ!!!私がっ!一生働いてでも…弁償します……だからっ……」
「にちか!」
「……………」
「はぁ…」
いっくんのため息…
どうしよう…呆れられた…。