スラスラと言う姿は、本当にたくましく見えた。
こいつ、よく周りが見えてるよな。
だからキャプテンに推薦したんだけど。
「そうか。じゃあその二人を使おう。あと、姫川はどうだ?俺としては、神風のあとのキャッチャーをと考えているのだが」
姫川という名前を聞き、あの時の会話を思い出す。
悠弥はあれ以来オレと距離を置き、また名字で呼ぶようになった。
「姫川…オレはキャッチャーには向いてないと思います」
「それを今日、確かめようと思ってるんだ。だから、前半を大和と神風が。後半をお前と神宮寺が組むんだ」
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…