「わかった。俺頑張っから。」

「…とりあえず今日は帰ってゆっくり休め。高野先輩にはオレから言っとく」


それでも帰らないという神風を無理に帰した後、オレはグランドに戻った。



「神風知らないか?」

「あいつなら先生に呼ばれてどっか行きましたよ。」


適当な嘘を言って誤魔化した。



あいつ…どんだけバカなんだ?


オレがわざと無謀な賭をしたのに、それにのってくるなんて……



でも賭けたからには負けるわけにはいかない。何がなんでも勝つさ。