ピピピっ、ピピピっ。 朝の嫌な音が部屋に鳴り響く。 今日から私は6年生になる、 坂本椎那。 また同じ制服を着て、 内履きと2枚雑巾を入れた 軽いランドセルを担いで、 家を出る。 待ち合わせしていた、 咲本詩と一緒に学校へ向かう。 「ぁ~~、めっちゃ緊張するっ!!」 「離れたらどうするっ!?」 「・・・大丈夫。」 と、緊張しまくりのあたし達。