「三城さーーーんっこっちこっち!」

藍川君が大きく手を振る。

「あっ藍川君っ遅れてごめんね。」
「いや~僕は1時間前に来てましたから」

…1時間!?

はぁ?

何してたのよ?

意味わかんない…。

「す…すごいね~。」

てかヤバっきも…

なんか怖いなぁ藍川君…

まぁオタクだからかな…

「あ…のぉ!!!!ど…どこ行きますか!?」

「え!?あ…ととりあえず映画でも見る?」

「え…あ、ハイっ!!何みます?」

「…ねぇ藍川君。敬語やめてよ。

こうして恋人になったわけだし。」

まぁ嘘のね?

ほんとなわけ無いもん。

藍川君はただのターゲット!