この障害のせいでイジメにあったこともある。補聴器を壊されて泣いて帰った時も。



でも父は泣いてる私をみても決して学校を変えようとはしなかった。



「お前は耳が他人より聞こえずらい。そのせいで辛い目にあうこともあるだろう。泣くことも沢山あるだろう。でもな夏南(かな)、お前にとっては大したことじゃないはずだ。難聴と言う障害を持って生まれたお前は誰よりも強い心を持ってる。