「ゆい、どうやったー?」


「こっちが悪かったみたい」


「ふーん?」






タバコを吸いながら、雄大くんは未だに携帯をいじる。

英寿くんは眠たいのか窓に頭を付けていて。





窓から外を見ても黒澤くん達はもういなかった。









「ほんで龍はなんで機嫌悪くなってるねん」


「雄大さん、男には堪えなければいけない事もあるんす」


「はぁ?」






明日も学校はある。

噂は広がっているのかもしれない。





別に知られても関係ない。






白虎連合幹部なのは事実なのだから。










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