数人の頭を殴ると、痛みに振り返りやっと私を見る。

その事に気付いたのか、他の連中も段々静かになって。






「は、華風さん…」


「何を揉めてんねん」


「それが、」


「まぁいいわ、道開けて」






その言葉を聞いた途端、私の前にいた隊員達は道を開ける。


隊員に囲まれた人達が見え、そこまで歩いて。






顔を見た瞬間、目を見開いた。








「ゆ、ゆいちゃん?!」







先程コンビニで会ったばかりの黒澤くん。


と、仲間のヤンキー君達。






…なんでやねん。








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