「なにやってんねんアイツ等」


「知らね、ゆい行ってこい」


「はーい」





英寿くんに言われたので仕方がない。




特攻服を羽織り、一応木刀も手に持ってドアを開けた。







「龍、コイツ等どうしたん?」


「なんか揉めてるらしいっす」


「ふーん」






バイクを弄っていた龍は私に気付き、立ち上がって軽く説明をする。


揉めてる、ね。







「ちょっとあんた等」


「なんか喋れやコラ!!!」


「聞いてんのけ?!!」


「おーい」


「殺すぞ!!!!」


「……………」






流石に数十人が怒鳴っている状態で、私の声は届かない。

龍も怒鳴っているが、結局失敗。






ってことは、







「…いってぇ!!!!!」


「!!!!ぐふっ、」







木刀で殴るのみ。









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