「紫織今日は彼氏とデート?」
「んー、てか別れようと思って」
「そうなん?」
「やし、今日別れ話してくるわ」
放課後、いち早く別れたいのか紫織は足早に帰っていく。
私は恋愛経験なんて今までしたことがない。
だから紫織が羨ましくて。
「今日は街に寄って帰ろかな」
最近買い物を全然していない。
新しい服も欲しいし、たまには気分転換も必要。
頬の腫れも消えて元通りになったわけだし。
「もしもし、龍?」
『はい、どうしたんすか?』
「今日は遅めにマンション寄るわ」
『了解っす』
よし、決定。
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