「いやーいいなぁ!!!師弟の絆!!!」


「でも昨日の喧嘩マジでヤバかったすよ!!!」


「うっそ、どんな感じやったん?!」






それがね、と話し出す蓮と楽しそうに聞いている紫織。

ゲームは既に止めていたのか、向かいのソファーに座り込んでいた。






「ゆいさんはタバコ握り潰しちゃうし、龍はゆいさんに怒鳴るし!!!」


「うんうんっ」


「俺なんて氷袋持って一人でうろうろしてたんすよ?!」


「あははっ!!!うける!!!」





何やら盛り上がっているお二人さん。

紫織なんて足広げているからパンツ見えてるし。



コラコラ。






「龍、もう大丈夫」


「いやいや俺もゆいさん慰めるの初めてなんすから堪能させて下さいよ」


「あんたね」






心はもう大分落ち着いたのに龍は離してくれない。





師弟の絆。





確かに私達は深いかもしれない。

誰よりも、きっと。








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