「今度こんなモンを持って来たら潰すぞ、わかったか!!」

「は、はい!!」

殴られると思っていた爽やか系~なヤンキーは力が抜け座り込む。そんな彼を見た番長は無言で手を差し出す

「ありがとうございます
俺、番長について行くッス!!」

「だったら、誓いをたてるぞ」

そう言われた爽やか系~なヤンキーは思う

(こ、これが番長との誓いなんか凄そうだぜ!!)


「誓い一つ目
絶対にタバコをするな!

誓い二つ目
絶対にケンカはするな!


そして、最後
絶対に遅刻欠席するな!
卒業できねぇぞ!!わかったか!!」


「……………」

「どうした守れるのか!?」

「何が何が………武勇伝じゃー!!ボケ――――っ!!武勇伝とか言った俺の思いを返せコラ――――!!センコウみたいなこと抜かすな―――!」

「グハッ………」


爽やか系~なヤンキーの拳は番長をなぶり倒したのであった。

そして、殴られた意味もわからず番長は心の中で呟く

(な、なぜだ……!)




終わり