秀君は両手で私の肩に手をおいてドアに押し付けた
「な、何?」
「影で言われてること教えてやるよ」
「影で言われてること?」
「関原のポニーテールを団子に結んで、着物を着せたら…大和撫子になる…すげぇ綺麗になるって…」
「う、嘘だよ…」
「関原が告白されなかったのは、いつもCOOLで愛梨ちゃんといるときだけ可愛いからだ」
「愛梨?」
「愛梨ちゃんといる関原はすげぇ可愛い」
私は真っ赤になった
「今も…可愛い」
「い、いい加減…手、離して!!」
「フッ…面白い」
秀君がしゃべった時、保健の先生が戻ってきた
「うわぁ!!」
「美香先生!!どこいってたんですか!?」
保健の先生は美香先生
20代後半の先生でスゴく美人
「ごめんね~お客さんが来てて~あら、秀君もいたの?」
「気づくのおせぇよ!!」
「えーと…亜夢ちゃん、どうしたの?」
「…私は後でいいです」
「…秀君、次のターゲット早く決めて?」
「ターゲット?」
「俺、さっき顧問って言ったろ?」
「何の顧問?」
「秘密…先生、ターゲットは関原亜夢です」
「私!?」
「えっ?亜夢ちゃん!?うわぁ…」
美香先生は可哀想に見てきた