「まあまあ、そんで関原って彼氏いる?」




秀君はそう言いながらベッドに座った




「いないけど?」



「マジで!?愛梨ちゃんにはいるのに関原がいないなんて…」



「なにそれ…そんな意外!?どうせ私はブスでモテませんよ!!」




私は保健室を出て行こうとした




「本当にそう思ってるの?」




開けようとしたドアを止めて振り返った




「当たり前でしょ!?だって私…告白されたことないもん!!それって、私がブスだからでしょ!?」




「美女2人組のもう一人の方が誰か知ってる?」




「…知らない!!愛梨しか知らない!!」



「関原亜夢だよ」



「はっ!?私と同姓同名?」



「バカじゃねぇの!?お前だよ!!関原!!」




秀君はベッドから立って私に近づいてきた