私は教室を飛び出した後、保健室に向かった




「先生!!…あれ?」




保健室の先生とは仲が良い。


今まで沢山の話を聞いてもらった


しかし、その先生がいなかった




「失礼します」




私が立ち尽くしていると誰かが入ってきた




「!?…どうした?」



「えっ?」



「何で泣いてるの?」




私は頬を触ってみた




「あ…本当だ…」



「なんか…あった?」



「ん~親友と喧嘩?…君は?」



「あ、俺は…まぁちょっと」



「何年生?私は2-B」



「俺は2-Aの沢本 秀-タクモト シュウ-」



「あ、関原亜夢」



「友達の名前は?」



「…三田愛梨」



「え?あの美女2人組の1人の愛梨ちゃん?」




美女2人組とは、2年にいる2人を指している。

その1人が愛梨である




「そう。その愛梨だよ」



「じゃあ、君が…」



「え?」



「いや、何でもない…」