自分でもびっくりする。 ちょっと前まで大嫌いだったのに 今はこんなにもあいつで一杯だなんて。 隼人に連れられて来た場所は、私がいた西口ではなく北口だった。 なんでこんなところに… 「見ろよ」 隼人の指差す方向を、言われるがままに見る。 この時点で、見るのを止めればよかった。 私はその後、ひどく後悔した。 「…っ!?」 私がそこで見たのは、 凜と葵が キスしてるところだった。 驚きと、喪失感で立ち尽くす私を 隼人はそっと、連れ出してくれた。