想っていた相手の声がふいに聞こえて、思わずドキリとしてしまう。
「璃…!?、凜か…」
そこには、璃依と瓜二つの女の子がいた。
「何でこんな所に?璃依のとこに遊びに来てたの?」
見た目も声も璃依と一緒なのに、全然璃依とは違う
璃依の双子の妹、凜。
「よぅ、元気そうだな。凜」
「あぁ、うん。まぁね」
「…そうか」
「隼人くん、璃依と何かあった?」
「っ!?」
図星だったから、思わず焦る俺。
「相変わらず、璃依が好きなんだ?」
「別に、てめぇに関係ねーだろ」
「……
ふられた?璃依に」
…お見通しかよ。魔女か、こいつは。