【この会社って…ー6】
結局のところ、
あの時この霊・三山を
捕まえようとした時に
吹っ飛んだのは、
三山でなく
霊界の歪みが原因。
礼子は
三山の能力だと
ずっと思っていた為
いつか
仕返ししてやろうと
目論んでいたが、
これじゃ意味がない。
それにその歪みも
何あるわけじゃない
自然現象。
よって、
霊界のことに関しては
礼子は特に
用もなくなったし、
謎も解明された。
やはり人間は人間。
霊は霊で
別々に
生きていくのが
自然の形だ。
「じゃあ後はいいね、
アタシ帰るねん」
そう礼子は言うと
サキが引き止めた。
「待て待て待て。
一つ気にならないかい?
この人が自殺した理由…」
そういや
飛び降りたって
言ってたな…
「でも会社に
負債かかえちゃったん
でしょ?
仕方ないよ」
「違うんだ。
アタイも話を聞いたが
どうやらこの会社には
社長がらみの
秘密があるらしい」
結局のところ、
あの時この霊・三山を
捕まえようとした時に
吹っ飛んだのは、
三山でなく
霊界の歪みが原因。
礼子は
三山の能力だと
ずっと思っていた為
いつか
仕返ししてやろうと
目論んでいたが、
これじゃ意味がない。
それにその歪みも
何あるわけじゃない
自然現象。
よって、
霊界のことに関しては
礼子は特に
用もなくなったし、
謎も解明された。
やはり人間は人間。
霊は霊で
別々に
生きていくのが
自然の形だ。
「じゃあ後はいいね、
アタシ帰るねん」
そう礼子は言うと
サキが引き止めた。
「待て待て待て。
一つ気にならないかい?
この人が自殺した理由…」
そういや
飛び降りたって
言ってたな…
「でも会社に
負債かかえちゃったん
でしょ?
仕方ないよ」
「違うんだ。
アタイも話を聞いたが
どうやらこの会社には
社長がらみの
秘密があるらしい」