「どーすんの?」


「種の件がある手前、仕方がないだろう」


頭ん中で、ポックルさんが仲間に加わった、という文字が浮かんできた。


いらん仲間だ。

攻撃力や防御力なしの、マスコットキャラにしかならないキャラ。


でも珍しい種を貰ったからと言って、連れて行くとなるとラグナはかなり義理堅いのかもしれないが。


「任せた」


頬をすり寄せるポックルさんを俺の頭に乗せるラグナ。


キューと悲しそうな声が頭からしたが、ラグナは気にせず。


「案内してくれ、クリエアント教会まで」