「うわ、まじ原田じゃん..なんかいっぱいいるしっ」

原田の後ろには10人くらいの
男子たちがいた

「聖花、原田のことすきなんだから嬉しいんでしょ??笑」

「は!?別にうれしくないからっ!!」

そう。
私はこの時原田のことがすきだった。
顔もかっこよくて
サッカーがうまくて
何より笑わせてくれる

学年が一緒ならな〜
なんて何回思ったかな


「よぉ!!まぜれやっ笑」

そういって原田と連れのサッカー少年たちは
私たちの乗っていた
でっかいブランコみたいなやつに一斉に乗ってきた


「ちょっ、乗んなや!!」

私の言葉なんて
誰もきいてない