初めて見る、厳しい表情で
そうあたしに命令した。
「え………」
謝るって?
――ナニを?
お客様相手にキレたこと?
……でも、原因はこの
オバサンだよ?
それに、
「あたし別に、間違った
こと言ってませんけど……」
みんなだって知ってるんでしょ、
このオバサンのクレームが
でたらめだってこと。
なのに返金なんて、当然
してあげられないし。
「そういうことじゃ
ないんだよ、望月さん。
とにかく、お詫びして」
マッキーがショーケース
越しにもう一度言う。
イヤだよ。
できない。
何が悪いのかもわからず、
謝るなんて。
だってこの人、あたし達の店、
侮辱したんだよ?
パティシエの仕事が雑だとか、
スタッフがお粗末だとか。
それに――見た目だけ
華やかなスイーツ、とか。
そんなの、黙って聞いてられる?
許せる?
――――できない。
そうあたしに命令した。
「え………」
謝るって?
――ナニを?
お客様相手にキレたこと?
……でも、原因はこの
オバサンだよ?
それに、
「あたし別に、間違った
こと言ってませんけど……」
みんなだって知ってるんでしょ、
このオバサンのクレームが
でたらめだってこと。
なのに返金なんて、当然
してあげられないし。
「そういうことじゃ
ないんだよ、望月さん。
とにかく、お詫びして」
マッキーがショーケース
越しにもう一度言う。
イヤだよ。
できない。
何が悪いのかもわからず、
謝るなんて。
だってこの人、あたし達の店、
侮辱したんだよ?
パティシエの仕事が雑だとか、
スタッフがお粗末だとか。
それに――見た目だけ
華やかなスイーツ、とか。
そんなの、黙って聞いてられる?
許せる?
――――できない。