「望月さん、ゴメン!
ちょっとだけ入ってくれない?」
「え?」
見ると、ショーケースを
挟んだカウンターには、
基本の人数、4人のスタッフが
ちゃんといるんだけど。
そのうちの2人が、なんか
1人のお客様と話し込んでて、
手がふさがってるみたい。
あたしに声かけてきたコと
別のもう1人――あ、咲希だ
――がお客様の応対してる
けど、まだ3組くらい
待ってる人達がいる。
あたしは状況を把握して、
すぐにカウンターの奥に
まわった。
「お待たせいたしました。
お先にお待ちのお客様から
お伺いいたします」
お客様から注文を聞いて、
指定された商品を手早く
ショーケースから出していく。
ボックスに詰めて、レジで
会計をして……。
一連の流れで作業を進めてると、
時々端の方で話し込んでる
お客様とスタッフの会話が
耳に入ってきた。
「それは、本当に申し訳
ありません。
でもあの、やっぱり
レシートがないと……」
ちょっとだけ入ってくれない?」
「え?」
見ると、ショーケースを
挟んだカウンターには、
基本の人数、4人のスタッフが
ちゃんといるんだけど。
そのうちの2人が、なんか
1人のお客様と話し込んでて、
手がふさがってるみたい。
あたしに声かけてきたコと
別のもう1人――あ、咲希だ
――がお客様の応対してる
けど、まだ3組くらい
待ってる人達がいる。
あたしは状況を把握して、
すぐにカウンターの奥に
まわった。
「お待たせいたしました。
お先にお待ちのお客様から
お伺いいたします」
お客様から注文を聞いて、
指定された商品を手早く
ショーケースから出していく。
ボックスに詰めて、レジで
会計をして……。
一連の流れで作業を進めてると、
時々端の方で話し込んでる
お客様とスタッフの会話が
耳に入ってきた。
「それは、本当に申し訳
ありません。
でもあの、やっぱり
レシートがないと……」