物心がついたときから、幽霊が見えるくるみ。幽霊の気持ちが自分のことのように感じれるミルク



そんな2人の前に現れる幽霊は、くるみやミルクにとっては日常であり、恐怖感などのようなものは何もなかった



幽霊とはそもそも、この世に未練があり留まっている。

伝えたい言葉があるもの…

やり残したことがあるもの…

見守っていたい人がいるもの…



様々な理由がちゃんとあり、成仏できずにいるのだ



取り憑かれるたびに霊の悲しみや苦しみ…そして淋しさなどの気持ちを自分のことのように感じてしまうミルクはいつも、いたたまれない気持ちでいっぱいであった


そんなある日、ミルクはくるみに、一緒に出来るかぎりの範囲で幽霊達の成仏できるよう協力してあげないかと相談した。



小学校5年生のときであった



くるみはミルクの分身
性格は正反対でも2人の気持ちはいつも一緒



もちろん賛成し、それから2人は少しずつ可能なことから幽霊達の未練や悔いとなっているものを解決していこうと約束した