ベッドに寝かせてくれた。 一輝くんが手を私のおでこにあてる。 「まだ熱あるんだから寝てねーとダメじゃん」 「ごめん。変な夢みて…」 「夢?」 「一輝くんがいなくなる夢…」 床に座っていた一輝くんがベッドに腰を下ろすと一言言った。 「俺はいなくならねーから」 と一輝くんは私の頭を撫でた。 あの夢を見てる時、すごく怖かった。 本当に一輝くんがいなくみたいで。