頭がガンガンする。 泣きたくなるくらいの痛み。 でも一輝くんがそばにいてくれたから、 少しましな気がする。 一輝くんが寝転んでる私の手を握る。 「すぐよくなるよ」 そう言ってくれた。 私は微笑んだ。 目を閉じるといつの間にか眠っていた。 夢をみた。 「一輝くん。一輝くん!やだよ!居なくならないで!!!」 「じゃあな」 暗闇の中に一輝くんは居なくなった。 それだけの夢。 目が覚めると私の目からは涙が流れていた。