「それどうゆう事?」




「うるせー」




照れてる。
照れてる所初めてみた。
なんか可愛いなあ。



ん?可愛い?



自然に可愛いなって思ってる自分がいた。

一輝くんが立ち止まる。




「どうしたの?」



ゆっくり私の方を向いて、ゆっくり唇と唇を重ねようとする。



ドクンドクンとうるさい心臓。
緊張で頭が真っ白になり、



「アイス溶けちゃうよ。早く帰ろ」




重なる寸前で雰囲気を破った。