次は一輝くんだ。 「どうしたの?」 「別に…」 冷凍庫を開ける一輝くん。 愛菜がまた小声でいう。 「これが…なんだっけ。お母さんの~友達の~…」 「息子!」 「そうそう!息子」 冷凍庫を覗きこむ一輝くんが言った。 「アイスは?」 「たべちゃった!」 ムスッとした顔で隣に座る。 「なに座ってんの!部屋に帰ってよ。今遊んでるの」 「暇なんだから仕方がないだろ…」 と呟いた。