夜になって魔法学校へ行った。

あれから一週間経って、声を取り上げられていた彼女と話せるようになった。

「やっと話せるね。」

「うん。しゃべれないってつらかったよ。奏美も気をつけてね。」

「ありがとうアン。でも私はまだそんなに魔法らしい魔法なんて使えないから。」

「覚醒したばっかりなんでしょ?」

「そうなの。」